桜のピークも終わり、気持ちいい春の日が続くようになりました。京都も寒さから解放され、一年の中でも一番過ごしやすい季節です。

for a little beautyのホームページにはportfolio から oneday photo sessionという写真のページがあります。
そこで使われているのは全部ピールアパート(peel apart)タイプのインスタントフィルムです。
インスタントフィルムというと、チェキを連想すると思うのですが、チェキと一番違うのが、フィルムカメラで撮れるところです。チェキは専用のカメラでないと撮れないですよね。このインスタントフィルムなら、自分の好きなカメラの持ち味で撮れるわけです。
もともとはフィルムで撮る前に失敗しないよう、試し撮りする為のものでした。

今私達はFujifilm社 FP-100C と、Polaroid社669という二種のものを使っていますが、残念ながらこの2つとも、既に生産はしておりません。現在あるストック分でしか撮れないのが残念なのですが、こういうタイプのフィルムが愛され続けており、家で手作りする人もけっこういます。
そしてチェキに代表されるように、その場で撮れるたった一枚の写真の良さはたくさんの人から支持されて、今や意外なロングセラーとなっているのも事実。その魅力は、撮ってすぐみられる=撮る人と撮られる人で意外性を共有できる、写真の純粋な楽しみを体現してるところだと思います。

for a little beautyは昨年、写真館のスタートに先駆けて、京都のきんせ旅館という和洋折衷の素敵なカフェでインスタントフィルムでの撮影イベントを企画しました。
素敵な場所で、折しもクリスマスイブの夜だったこともあり、たくさんの方々に楽しんでいただきました。今後もまたこのようなイベントをoneday photo sessionと名打ってやっていこうと思っています。お楽しみに!

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わたしたちは、白黒ポートレイトの撮影には大判カメラを使用しています。今日はこのカメラについて、少しだけ。
 
フィルムを使った撮影、というととても複雑な響きがあると思います。
特にこのような大きなサイズのカメラで撮るのは難しそうですよね。
 
でも実際のところ、このカメラはただの『筒』。スクリーンという画像が映し出されるガラスの板と、レンズがあって、その二つが蛇腹で繋がっている。
 
技術はともかくとして、これ以上ないくらい単純なんです。
 
カメラを作る技術がどんどん向上して、とてもきれいな写真がボタン一つで撮れる『手軽さ』。一方、一目見てその仕組みがわかる『単純さ』。
 
もちろん写真自体の綺麗さには関係ないかもしれませんが、その『単純さ』が、楽しさを増してくれると私達は思っています。